ミレニアム津波ハザードの総合的リスクと被災後の回復過程の評価

仙台平野・津波堆積物・石垣島・津波石

はじめに

このウェブサイトは,科学研究費補助金・基盤研究(A)として採択された研究課題 「ミレニアム津波ハザードの総合的リスクと被災後の回復過程の評価」について,

・ 研究の成果の公開
・ 研究組織内の意見・情報交換

を目的に開設されました.

千年に一度程度発生する低頻度巨大津波災害(ミレニアム津波ハザード)の事例を取り挙げ, 災害史学から明らかにされる史実を,地質学・堆積学・地形学・地震学など科学的な手法(痕跡史)に基づいて補完することで, ミレニアム津波ハザードの評価方法を新たに構築することを目的としています. また,津波工学分野で開発されつつある被害(Fragility)関数を取り入れた数値解析を実施することで, ミレニアム津波ハザードの人的被害,地域社会や沿岸環境に及ぼした影響について総合的・定量的に評価を実施します. 研究成果を史実と対比することで,当時の人間社会や生活基盤に対する津波の影響と回復過程を定量的に評価するだけでなく, 将来の巨大災害に対する総合減災対策や回復力(レジリエンス)の向上にも大きく寄与できると期待されます.

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