1月4日日本時間の4日午前4時44分ごろ、
ニューギニア付近を震源とするマグニチュード7.5
の大きな地震がありました。余震活動が活発であり、
約4時間後にM7.3の地震も発生しました。
この地域では太平洋プレートがオーストラリアプレートの下に
潜り込んでおり、過去において巨大な地震と津波が発生しております。現地では強い揺れのために家屋倒壊等が報告され、死傷者が出ているようです。
また、インドネシアの気象庁は、1回目の地震のあと津波のおそれが
あるとして震源付近の沿岸に警戒を呼びかけましたがまもなく
解除し、今のところ現地では津波による被害の情報は
伝えられていません。一方わが国では、発生当初の気象庁の想定では若干の海面変動は
あるものの、津波の被害の心配はないとしていましたが、その後津波注意報に切り替えられました。
15:45に津波注意報は全て解除されましたが、注意報が出ていた
地域では潮位の変化が続くおそれがあるとして、引き続き注意が
必要とのことです。
Fig.1 震源と日本列島の位置関係
(□はFig.2の表示範囲)
Fig.2 初期水位分布(case2(a))
Fig.3 初期水位分布(case2(b))
Fig.4 最大波高分布と沿岸域人口統計データ
・波源域周辺での伝播状況(QuickTimeムービー)
Fig.5 日本近海を含めた最大波高分布
・日本近海での伝播計算結果(QuickTimeムービー)
・case2(a)での計算波形と観測データの比較(PDFファイル,124KB)
・case2(a)(b)での津波を重ね合わせた計算波形と観測データの比較(PDFファイル,125KB)